このアルバムは1958年の録音でプレステッジのバラード特集。
1962年のインパルスの名盤「バラード」のさきがけとなる価値がある。
言わずと知れた、ジョン・コルトレーン（John Coltrane 1926年9月23日
～1967年7月17日）は、アメリカ合衆国ノースカロライナ州生まれの
ジャズ・テナー・サックス、ソプラノ・サックス奏者。
このアルバムも、名盤「バラード」ほどの人気はありませんが、随所に
彼独自の美しいメロディー・ラインを紡いでゆく、バラードの極致とも
言える、感銘深い名演が並んでいる。

まあ、コルトレーン・フリークにとっては、そんなことはどうでもいいんです
よね。ジャズは「思い入れ」の音楽だから、「思い入れ」が深いほど、
その演奏を深く愛せるって思います。フレーズのコピーをしていて
コードのツー・ファイブの進行で、どのようなスケールを使い、どの
ようにトニックに戻るかとか、曲自体のメロディーの美しさを、いかに
アドリブに生かすかなど、色々なことを考えると、やはりコルトレーン
に回帰してしまう。

下記譜面は、テナー・サックス練習用のＢｂ譜面です。バラード演奏の採譜譜面ですので、譜割は若干不正確な部分もあるかとおもいますが、You-Tubeで音をききながら譜面を見ると分かりやすいと思います。