今回のは、TranscribeSoloはScott Hamiltonの『Big Butter & Eggman』です。

『Big Butter & Eggman』は1926年、パーシー・ヴェナブルがアームストロングとメイ・アリックスのために書いた曲で、ジャズのスタンダードナンバーとなった、二人の掛け合いが、この歌の魅力です。ルイ・アームストロングの持ち歌であると同時に、ディキシー・ジャズバンドがよく演奏する曲でもあります。『Big Butter & Eggman』と言うのは、当時のスラングで、西部からやってくる大金持ちの事を言っています。西部には、酪農やら農業、林業などを営む大金持ちがたくさんいて、都会に出てきては、ナイトクラブで大金を使う成金達を揶揄してこのように言ってました。バターやら卵などで大儲けした人達の事です。俺の彼女は、Big Butter&Eggman が大好きで、いつもそんな男達を待っているけど、本音のところは俺の事が大好きなのさ・・・ってな感じの曲です。

最近では、ウイントン・マーサリスが、しっとりしたバラードにして演奏しているのがYou-Tubeできけます。

今回のScott Hamiltonの演奏は、Rossano Sportielloとのデュエット演奏で、Nola's Penntohouseにて録音されてます。You Tube にその録音がアップされておりましたので。早速トランスクライブしてみました。You Tube の演奏を聞きながら譜面を見ていただけると、よく理解できると思います。ハーフ・タンギングとか、ひとつひとつの音に与えるニュアンスとか、大変勉強になる映像と思います。譜面はBbテナー・サックス用の譜面です。

Scott Hamilton's Transcribe Solo