John Coltrane transcribe solo

1960年10月21日から26日までの6日間にコルトレーンは3枚のアルバム分以上の驚異的なレコーディングを行っている。
編集して出来上がったアルバムが、『マイ・フェイバリット・シングス』・『コルトレーン・プレイズ・ブルース』そして本作『コルトレーンズ・サウンド』である。
アルバム･カバーはマーヴィン・イズラエルの手によるものである。
1960年4月にコルトレーンがマイルスの元を離れ、自らのグループを始動した時にはドラマーはビリー・ヒギンスだった。
それがここからエルヴィン・ジョーンズになっている。この有機的なリズムを生み出すドラマーの加入がコルトレーン･サウンドにいかに
不可欠であったかは本作を聴けばあまりに明白である。彼のはじき出し生成するリズムは一つとして同じではない。そこが凄い。
、モード奏法を確立したコルトレーンにエルヴィンの有機的ドラム。ジャズの至福の時をこのアルバムは与えてくれる。

上記がアルバム・レビューだけれど、『夜は千の眼を持つ』なんて、えらいカッコ良い曲名だなって思って、いろいろ調べてみたら
やはり、この歌詞には原詩のようなものがあって、昼は太陽というひとつの眼だけだけど、夜は、星ぼしという千の眼があるから
「あなたの偽りの心もみぬいてしまう」と言うような意味合いの歌のようです。

　　　　Don't whisper things to me you don't mean.
　　　　For words down deep inside can be seen by the night.
　　　　The night has a 1000 eyes
　　　　And it knows a truthful heart from one that lies.

　　　　心にもない言葉を囁かないで・・・
　　　　夜は心の奥底にある言葉まで見抜いてしまう
　　　　夜は千の目を持っているから
　　　　真実のこもった心と嘘をつく心を見抜いてしまう